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今夜の番組チェック

あなたも・・・・・・・


読者の皆さん、お久しぶりです。
今、半年ぶりに書いています。( 現在、1998年1月某日、深夜x時 )

なぜ書かなかったというと「ある出来事」が原因で書けなくなってしまったのです。
書く意志だけはあったのですが、とても書ける心境ではなかったのです。と、言うのも
「あの夏の日の出来事」以来すっかり落ち込んでしまっていたのです。

なかなか出口が見つからず悩んでいたのです。そして、ようやく自分なりの結論に
達しました。
それは「あの夏の日の出来事」を書くことで( 乗り越えよう )との結論でした。
これは自分の恥をさらすことでもあり、本当は嫌なのですが、あえて書くこと
にしたのです。そうしないとても立ち直れないと思ったからです。

だから、これから話すことは、すべて真実なのです。信じるか、信じないかは、あなた
次第ですが、これらは、わたしに起こった事実であることだけは、どうか信じて下さい。




8月のある日、昔からの友人で精神分析医でもあるMから、
「高輪の豪邸が空いたから住まないか、家賃はタダでいいよ」と、いう奇妙な電話が
かかってきた。
タダと言うのは、どうもあやしいと思い
「何かあるのだろう」と言うと、
「おまえは昔から、幽霊など信じない、と言っていたな」と、いつものクールな
口調で話しかけてきたので、わたしが、
「ああ」と答えると、Mは
「それが、どうも出るらしい。だから、おまえに確かめてほしいんだ。でも、おまえが
恐かったら、止めてもいいぞ。」と、こちらを挑発してきた。
「出るのは男か、女か」と、聞くと
「女だ、しかも絶世の美女だそうだ。話によると、何年か前に、男にふられたのを苦
にして若い女が手首を切って自殺したそうだ。しかもその幽霊は・・・・」と、Mが何か
肝心なことを言いかけたので、「わかった。それ以上いうな、楽しみが半減する。
とにかくOKだ!」
と、言い電話を切った。


これが、「あの夏の日の出来事」の始まりであった。



引越しは、家具もそろっているので何も必要ないと言うので、とりあえず読みかけの
本を数冊と、ノートパソコンだけを持参した。とりあえず今までのアパートは、その
ままにして様子をみて引っ越しすることにした。

かの豪邸は品川から歩いて5分位の閑静な住宅街に建っていた。
3階建てのレンガ造りの古い洋館である。

重い玄関ドアを開けて中に入った。

小説だと、ここで、
「空気が澱んでいた。何かに見られている気がした。
カーテンが幽かに揺れ、ひやっとしたものが首筋にあたった。」
となるのだろうが、鈍感なわたしには何も感じない。いや、むしろ部屋の装飾や調度品が
落ち着いた雰囲気を醸し出していて、かえって居心地が良いくらいである。

六つある寝室のうちの一つを選んだ。
決めてとなったのは、窓に向かって佇んでいたアンチークな机とその後ろにある大きな
ダブルベットだ。

その机で本を読んでいたら、、いつのまにか寝てしまった。

ドアを開けて女が入ってきた。全裸の若い女だ。

耳元で何かが鳴っている。
しばらくして電話と気づき目を覚ました。
「おれだ、。何だ、おまえ寝ていたのか。どうだ一杯やりながら、新居の
感想を聞きたいのだが、出てこないか」と、Mからの誘いである。
「なーんだ、もうちょっとで美女の顔が拝めたのに無粋なやつだ」と言うと、
「おいおい、初日そうそう、もうお出ましか」と、Mの声がはずんでいる。
「残念でした。お化けでなく夢の中の話だよ」と、言うと
「とにかく早く出てこいよ。いつもの店で待ってるからな」と、言うと、Mは
いつものごとく勝手に切ってしまった。


明け方、へべれけになってベットにもぐりこむや、死んだ様に寝入った。
どの位寝ていたのだろうか、あまりの気持ち良さと心地よい温かさに、ふと目が覚めた。

ふと見ると、わたしの体は湯船の中にいるではないか。
「お目覚め・・・・・。」と、消え入りそうな切ない声が聞こえてきた。
「こちらを向いて」の声とともに、女の手が、わたしの顎に触れた。
ぞっとするほど冷たい手だ。女は、いつの間にか、わたしの横にきている。

そっと横顔を見た。透ける様な白い肌に長い黒髪が優雅に流れている。
冷たい顔立ちだが、男を引きつけて止まない妙な色気を感じる美女である。年はまだ
二十歳そこそこであろう。

おんながクスッツと笑った。ぞくっとするよな色香である。
微かに麝香の香りがする。
おんなが耳を噛んだ。舌が蛇と化して耳の中を丹念に舐めあげてゆく。
おんなの唇が首からわたしの唇に移っててきた。
唇をゆっくりと舐めた後、わたしの舌を激しく吸ってきた。
下半身のいちもつが首を持ち上げ始めている。
おんなの唇が離れ、わたしの耳元で、
「あなたの唾液を飲ませて」と、言い、再び唇を重ねてきた。

おんなはゆっくりわたしの唾液をのみほすと、
「ああ、おいしい・・・・・。次は下の方の白いモノも飲ませて」
と、言うと、おんなはわたしの腰に両手を添えて、わたしを湯船の縁に腰掛けさせた。

おんなの手がいちもつに軽く添えられ、唇が亀頭を包んだ。
おんなの舌が亀頭の先の割れ目を軽く叩いている。
おんなの乳房に手をのばすと、「だめ、あなたはじっとしていて」と、
おんなの手で遮られた。
唇が上下運動を繰り返し、舌が執ように雁の部分を刺激してくる。
わたしが思わず、「うっつ」と声をだすと、おんなの指がゆっくりと
わたしの後の門に侵入してきた。

おんなの腰がぶるっつと震えた。いちもつから唇を離しハアッと息をつくと、
「ちょうだい、はやくあなたの精を」と、言うと再びいちもつを包みこんだ。


止めど無くほとばしる精をおんなはゆっくりと、いとおしげに飲み干してゆく。
飲み干され、舐めまわされているうちに、我がいちもつは再び屹立してしまった。
(なんということだ。五十にもう手が届くというのに、まるで二十歳のいちもつに
なっている。なんなのだ?このおんなは。)


いつのまにか、湯船の外に出ていた。おんなが上にのってきた。
おんなの股間にある桃色の口が、ゆっくりと降りてくる。
あついものがいちもつを包み込んでゆく。
おんなの下の唇が、蠢く数万匹の虫と化し、いちもつをきつく吸い上げ、締め付け
てくる。


( 挿し絵 伊万里すみ子 )



おんなの腰が激しく上下し始めたとき、おんなの下の唇から喜びの涙が流れはじめた。

おんなが「きて、はやく」の言葉と同時にわたしも果てた。


射精の途中で、目が覚めた。( 夢だったかのか。 )
まだ、いちもつはドクン、ドクンと脈打ち射精は続いている。


疲れ果てたわたしは寝てしまい、再び目覚めた時は、もう夕方になっていた。
倦怠感が全身をおおっていた。
シャワーを浴びようと浴室のドアを開けた。
「・・・・・・・・・・・・。」

なんということだ。
夢に出てきたあの湯船があるではないか。


< 後記 >

それからも夢は毎夜つづいた。
時々、Mから電話があったが、仕事が忙しいと誘いもことわり、あまり話しもせず早々
に切った。なにしろ、その頃はもう食欲もなく、好きな酒さえも飲む気にもなれなかった
のです。
最初はMへの変な意地もあり、夢のおんなへの執着もあったのですが、それも毎晩、
毎晩では、アッチのほうもからっきし元気がなくなり、終いには夢のなかで逃げ出す始末。
それでもすぐに捕まって、しゃぶられ、吸われて弱々しくも立ったところへ、女陰の
ピストン攻撃にあい、泣きながら微かな一滴を放出するという情けない有り様となり、
ほとほと自分で、自分の助平加減に愛想をつかし、ヨレヨレ完全ギブアップ状態で、
Mのいる病院にたどり着いたと、言うのが本当の話です。。



M曰く、「その時のわたしは、まるで死人のようであった」と言う。
さもあろう、鏡に映ったわたしは目の下には真っ黒な隈が出来、体もガリガリに痩せて、
まるで、わたしとは別人の「地獄からの使者の顔」をしていたのだから。



さて、どうですか。体力と気力、そして精力絶倫のアナタ。そして、あなた。
ひとつ挑戦してみては。( 高輪の豪邸の住所はこっそり教えましょう )

あ、そうそう、最後に言っておきますが、夢では悩まされましたが、
起きている時に幽霊は一度も見ていませんのであしからず。
( あーあ、まるで説得力のない、わたしの空元気 ・・・・・・・。よおーし次回は完全な
フィクションの官能小説を書くから楽しみにネ)

では、あなたも・・・・・・・・・・。


( おしまいです。)

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